
2025.06.20
本日は、外壁塗装の施工中のお客様より「雨樋も点検してほしい」とのご依頼があり、現地調査に伺いました。築25年の住宅を中古で購入されたそうで、これから長く安心して住まうためにも、しっかりとメンテナンスを考えていらっしゃるとのことでした。 雨樋の交換は、基本的に足場の設置が必要です。…

小牧市のお客様より「雨樋が外れて雨水が垂れてくる」とご相談をいただき、現地調査の結果、雨樋の全体的な劣化が確認されたため交換工事を行いました。
雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を集めて地上や排水設備に適切に流す役割を担っています。雨水が直接外壁にかかることを防ぐことで、外壁の塗装や下地、基礎部分の劣化を防ぐことができるため、住宅の寿命を左右する大切な設備です。
しかしこの雨樋も、長年の風雨や紫外線、積雪などにさらされることで、経年劣化して変形・割れ・外れなどの不具合が生じるようになります。
特に築20年以上が経過している住宅では、雨樋のゆがみ、金具のゆるみ、接続部分の漏れなどが起こっているケースが多く見られます。
現地調査の際、お客様の住宅の雨樋は以下のような状態でした:
軒樋がたわみ、雨水がうまく流れず溜まっている
ジョイント部(接続部)からの雨漏り
一部で樋が外れ、屋根から落ちた雨水が直接外壁を伝っていた
受金具のサビ・変形も目立ち、風が吹くと大きく揺れて危険な状態
お客様も「最近、雨が降るたびに家の周りが濡れて困っていた」とおっしゃっていました。
既存雨樋の撤去
まず、既存の軒樋・竪樋(たてどい)をすべて撤去します。慎重に作業を行わないと、外壁や屋根の破損につながることもあるため、養生をしっかり行いました。
新しい受金具の設置
雨水がスムーズに流れるよう勾配(傾斜)を確保しながら、新しい受金具を等間隔で設置。今回使用した金具は耐久性に優れたステンレス製です。
新規雨樋の取り付け
今回は積水化学工業の「半丸105サイズ」の高耐候性PVC製雨樋を採用。気候の変化にも強く、長期的に安心してご使用いただける製品です。
竪樋の設置・排水確認
雨水が地面へしっかりと排水されるよう、竪樋と集水器(じょうご)を設置し、水の流れを最終確認しました。
雨樋が破損したまま放置すると、以下のような不具合が起こる可能性があります。
外壁の汚れ・劣化・雨染み
雨水が外壁をつたって流れることで、外壁材が傷んだり塗装の劣化が進行します。
基礎の浸水・劣化
雨水が直接地面に落ちて跳ね返り、基礎部分を侵食することで、家全体の構造に悪影響を及ぼします。
カビや苔の発生
湿気が溜まりやすくなり、カビや苔が発生して美観を損ねたり健康被害の原因になることも。
雨音・騒音トラブル
樋の破損や勾配不良により、雨音が大きくなって騒音ストレスにつながることもあります。
雨樋はなかなか目に入りにくい場所にあるため、不具合に気付きにくい設備です。しかし、住宅の安全と快適さを保つためにはとても重要な役割を担っています。
「最近、雨音が気になる」「外壁が雨で濡れている」などのサインがある場合は、ぜひ早めの点検をご検討ください。
街の屋根やさん春日井店では、小牧市をはじめ春日井市、名古屋市守山区、豊山町など近隣エリアでの雨樋工事や屋根工事に多数対応しております。お気軽にご相談ください。
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