2026.09.03
街の屋根やさん春日井店です。 今回は、春日井市内にて屋根と外壁の現地調査を行いました。 今回のお客様は築20年ほどのお住まいで、これまで屋根や外壁のメンテナンスを一度も行っていないとのことでした。 お問い合わせいただいたきっかけは、なんと屋根のスレートが1枚、隣のお宅に落下したこ…

もともとの工事のきっかけは、屋根の劣化に対する屋根カバー工法でした。
屋根カバー工法を行うためには、屋根の周囲に足場を設置する必要があります。
そこでお客様とご相談し、
「せっかく足場を組むのであれば、外壁の状態も確認して、必要であれば一緒に塗装しておきましょう」
ということで、屋根カバー工法と合わせて外壁塗装も行うことになりました。





こんにちは、街の屋根やさん春日井店です。
本日は、春日井市内で行っている外壁塗装工事をご紹介します。
今回のお住まいは築35年のサイディング住宅です。
築35年ということもあり、外壁には経年による劣化が見られ、チョーキング現象も起きていました
まず、施工前の外壁を確認すると、経年劣化によるチョーキング現象が見られました。
チョーキングとは、外壁を手で触ったときに白っぽい粉が付着する現象です。
紫外線や雨などによって塗膜の劣化が進むと発生する代表的な症状の一つです。
エスケー化研によると、外壁塗膜の劣化は、汚れや変退色から始まり、さらに進行するとチョーキング、摩耗、ひび割れなどが発生し、その後、浮きや剥がれなどにつながっていきます。
今回のお住まいも築35年ということで、外壁の塗膜が長年紫外線や雨風にさらされていました。
そのため、今回の屋根工事をきっかけに、外壁についても今後のメンテナンスを考えるタイミングとなりました。
外壁塗装で最初に行う重要な工程が高圧洗浄です。
「外壁を水で洗うだけなら、それほど重要ではないのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、実際には非常に重要な工程です。
築35年の住宅の外壁には、長年の間に、
などが付着しています。
この状態のまま新しい塗料を塗ってしまうと、塗料が本来の性能を発揮できない可能性があります。
特にチョーキングが発生している外壁では、表面に粉状になった古い塗膜が残っています。
その上から新しい塗料を塗れば、
「新しい塗料を塗ったのに、古い粉の上に塗っている」
という状態になってしまいます。
そのため、高圧洗浄によって外壁表面の汚れや劣化した塗膜などをできるだけ除去し、塗料を施工できる状態に整えていきます。
外壁塗装は「高い塗料を使えば長持ちする」というものではありません。
塗料の性能を発揮できる下地を作ること。
これが非常に重要です。
高圧洗浄が終わり、外壁が十分に乾燥したら、次に行うのが下塗りです。
外壁塗装では、
下塗り=接着剤のような役割
と考えると分かりやすいと思います。
仕上げに使用する上塗り塗料をいきなりサイディングに塗るのではなく、まず下塗り材を塗ることで、既存の外壁とその後に塗る塗料との密着性を確保します。
また、下地の状態によっては、塗料の吸い込みを調整したり、表面を整えたりする役割もあります。
特に今回のような築35年のサイディングでは、長年の紫外線や雨によって表面の状態が新築時とは大きく変わっています。
そのため、
「何を塗るか」だけではなく、「その塗料を何の下地に、どの下塗り材を使って塗るか」
が非常に重要になります。
エスケー化研も、下地の種類に応じて適切な下塗材を選定することを製品仕様で示しています。
外壁塗装で「3回塗り」と聞くと、
「3回塗れば何でもいい」
と思われるかもしれません。
しかし実際にはそうではありません。
高圧洗浄で下地を整える。
↓
適切な下塗りを行う。
↓
その上に中塗り・上塗りを行う。
この一連の工程があってこそ、仕上げ塗料の性能を生かすことができます。
今回の仕上げ塗料には、エスケー化研のエスケープレミアム無機を採用しました。
エスケープレミアム無機は、無機成分をナノレベルで複合化する「無機ハイブリッド技術」と、塗膜の劣化要因となるラジカルを抑制する「ラジカルコントロール技術」を採用した外壁用の無機系塗料です。
「無機塗料」と聞いても、一般の方には少し分かりにくいかもしれません。
無機化合物は、石やガラスなどに代表されるように、紫外線や酸・アルカリなどに強く、非常に優れた耐久性を持っています。
一方で、無機成分だけでは塗料として必要な柔軟性や付着性に欠けるため、エスケープレミアム無機では有機樹脂と無機成分を組み合わせています。
これにより、
「無機の強さ」と「有機樹脂の柔軟性」
を両立させた塗膜を形成します。
外壁塗装を検討されているお客様から、よく聞かれるのが、
「この塗料は何年くらい持つの?」
という質問です。
これは非常に大切なポイントです。
ただし、外壁塗装の耐久年数は、塗料のカタログ上の数字だけで決まるものではありません。
建物の立地条件、日当たり、雨風の当たり方、外壁材の状態、既存塗膜の状態、施工方法などによって変わります。
エスケー化研も、期待耐用年数については地域・立地条件・方角などによって異なるため、あくまで次回の塗り替え時期を考える際の目安として説明しています。
だから私たちも、
「この塗料なら絶対に○年大丈夫です」
とは言いません。
重要なのは、耐久性の高い塗料を選ぶことと同時に、
下地処理をしっかり行い、適切な下塗りをして、メーカーの仕様に沿って施工すること
です。
エスケープレミアム無機は、メーカーが超耐候性を大きな特長としている高グレードの無機系外壁塗料です。
また、親水性によって雨水と一緒に汚れを洗い流しやすくする「超低汚染性」も特長の一つです。
長期的に外壁を保護し、塗り替え回数を減らしていくことを考えた場合にも、選択肢の一つとなる塗料です。
今回の工事では、外壁だけではなく、
・軒天
・雨戸
・鼻隠し
・雨樋
も塗装しました。
外壁だけがきれいになっても、雨樋や鼻隠し、雨戸などが色あせたままだと、建物全体として見ると仕上がりに差が出てしまいます。
そのため、外壁とのバランスを考えながら付帯部もメンテナンスしていきます。
特に今回は屋根カバー工法のために足場を設置しています。
足場が必要になる屋根工事と外壁塗装を同じタイミングで行うことで、建物全体のメンテナンスを効率よく進めることができます。
今回の工事は屋根カバー工法から始まった工事ですが、私たちは屋根だけを見ているわけではありません。
屋根工事で伺った際には、外壁や雨樋、板金部分なども含めて建物全体を見るようにしています。
もちろん、見たからといって何でも工事をおすすめするわけではありません。
まだ必要のない工事であれば、
「ここはまだ大丈夫ですよ」
とお伝えすることもあります。
逆に、今後劣化が進む可能性がある部分については、その理由をお客様に説明し、工事をするなら今なのか、もう少し先でもいいのかを一緒に考えます。
屋根も外壁も、決して安い工事ではありません。
だからこそ、ただ工事を受注するのではなく、お客様のお住まいにとって本当に必要な工事をすることが大切だと考えています。
今回のお客様も、屋根カバー工法で足場を設置することをきっかけに外壁の状態を確認し、築35年というタイミングで外壁塗装まで行うことになりました。
高圧洗浄で古い汚れやチョーキングを落とし、下塗りで塗料がしっかり密着するための下地を作り、その上からエスケープレミアム無機を3回塗りの工程で仕上げていきます。
見た目をきれいにするだけではなく、これから先も大切なお住まいを守っていくための外壁塗装です。
春日井市で屋根カバー工法、外壁塗装、雨樋工事などをご検討の方は、街の屋根やさん春日井店までお気軽にご相談ください。
「まだ工事をするか決めていないけど、今の状態だけ見てほしい」
というご相談でも構いません。
私たちは、実際の建物の状態を確認したうえで、必要な工事と、まだ必要のない工事を分けてご説明します。
大切なお住まいだからこそ、工事を急がせるのではなく、一緒にこれからのメンテナンスを考える。
そんな仕事を、これからも春日井市を中心に続けていきたいと思っています。
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