2026.09.11
こんにちは、街の屋根やさん春日井店です。 先日、名古屋市では1時間の降雨量が観測史上最多となる記録的な大雨が降りました。 短時間に大量の雨が降る、いわゆるゲリラ豪雨。 今回のような想定を超える雨では、これまで一度も雨漏りしたことがなかった建物でも、突然雨漏りが発生するケースがあり…
庭に落ちていた漆喰の塊は屋根の棟部分から剥がれ落ちたものでした
経年劣化により漆喰が割れ、葺き土(ふきつち)が露出していました
棟瓦の歪みはなかったため、漆喰の詰め直しで対応可能
放置すると瓦のズレ・雨漏りの原因になるため、早めのメンテナンスが重要
実際に屋根に上って状態を確認しました。
棟(むね)部分を中心に、漆喰がところどころ剥がれ落ち、棟内部の葺き土を雨風から保護し、棟部分を仕上げる役割があります。が見えている箇所がありました。
漆喰は主に以下の2つの役割を持っています:
棟瓦を固定してズレを防ぐ
葺き土を雨や風から保護する
この漆喰が劣化すると、葺き土が雨風に直接さらされてしまい、長期間その状態が続くと、葺き土の劣化が進み、棟瓦のズレや崩れにつながる可能性があります
現状では棟瓦の歪みは確認されませんでしたが、棟瓦に大きな歪みがない今の段階で、漆喰の補修を検討できる状態でした。
屋根全体を確認したところ、完全に剥がれ落ちている箇所以外にも、漆喰の表面にひび割れや剥離が多数見られました。
中には小さな穴が開いており、葺き土が雨風の影響を受けやすい状態になっていました。
ただし、瓦そのものには割れやズレはなく、棟瓦の固定も問題ありませんでした。
瓦や棟瓦に大きなズレが確認されなかったため、今回は漆喰の詰め直しを中心とした補修で対応できると判断しました。
今回の点検では漆喰の剥がれやひび割れが複数見られましたが、瓦そのものに大きな割れやズレはなく、棟瓦にも目立った歪みは確認されませんでした。
また、漆喰の奥にある葺き土は一部露出していたものの、棟全体を解体して組み直さなければならないほど大きく崩れている状態ではありませんでした。
そのため今回は、棟瓦を一度すべて取り外す「棟取り直し」ではなく、傷んだ古い漆喰を撤去して新しく施工する「漆喰詰め直し」で対応できる状態と判断しました。
瓦屋根は、漆喰が剥がれているからといって、必ず大掛かりな棟工事が必要になるわけではありません。
反対に、棟瓦そのものがずれている、葺き土が大きく崩れている、瓦の固定状態に問題があるといった場合は、漆喰だけを直しても十分ではないことがあります。
見た目だけで工事方法を決めず、棟瓦・葺き土・瓦の状態を一緒に確認することが大切です。
点検の結果をお客様にご報告し、「漆喰の詰め直し」工事をご提案しました。
漆喰詰め直しとは、古くなってひび割れた漆喰を一度取り除き、新しい漆喰を詰め直すメンテナンス方法です。
この作業では、瓦のラインに沿って丁寧に漆喰を塗り込み、はみ出さないように均一に整えていきます。
漆喰の扱いは気温や湿度に左右される繊細な作業で、乾燥時間や配合比率を誤ると早期にひび割れや剥離につながる場合があります。
既存漆喰を適切に撤去し、瓦より外側へ出しすぎないよう施工位置と厚みを確認しながら仕上げます。
庭に漆喰の欠片が落ちていると、「もう雨漏りしてしまうのでは」と心配になる方も多いと思います。
漆喰の一部が剥がれたからといって、すぐに室内まで雨漏りするとは限りません。
ただし、漆喰がなくなって葺き土が長期間雨風にさらされると、徐々に土が傷んだり流れ出したりし、棟瓦のズレや崩れにつながる可能性があります。
そこまで傷みが進むと、漆喰だけの補修ではなく棟の取り直しが必要になる場合があります。
今回のお住まいでは棟瓦に大きな歪みが見られなかったため、現段階で漆喰を詰め直して葺き土を保護する方法をご提案しました。
「漆喰が落ちた=すぐ大工事」ではありませんので、まずは現在の棟の状態を確認してから工事方法を判断することが大切です。
今回のように漆喰が劣化して葺き土が露出している状態を放置すると、雨水が徐々に内部に染み込み、葺き土が流れ出してしまいます。
すると棟瓦の下の土台が弱まり、棟全体が歪んでしまうことがあります。
もし棟瓦が歪んでしまった場合は、漆喰の補修では対応できず、「棟の取り直し工事」が必要になります。
棟の取り直しは葺き土を新しくやり替える大掛かりな工事で、工期も費用も大きくなってしまいます。
そのため、漆喰の小さなひび割れや剥離のうちに早めに対応しておくことが、お住まいを長持ちさせるポイントです。
屋根は地上からでは状態を確認しづらく、ご自身で上るのは大変危険です。
特に瓦屋根は表面が滑りやすく、少しの傾斜でも転倒のリスクがあります。
私たち「街の屋根やさん春日井市店」では、無料点検・お見積りを実施しています。
ドローンを使用した空撮点検も可能ですので、屋根に上ることなく安全に状態を確認できます。
少しでも「屋根の様子がおかしいな」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
早期発見・早期対応で、屋根を健全に維持しやすくなります!
漆喰補修の費用は、傷んでいる部分の長さだけでなく、屋根の高さや勾配、足場が必要かどうか、棟瓦や葺き土まで補修する必要があるかによって変わります。
今回のように棟瓦のズレがなく、漆喰の詰め直しだけで対応できる場合と、棟を一度解体して積み直す場合では、工事内容も費用も大きく異なります。
今回のお客様も「このまま放っておいて大丈夫なのか」と心配されていましたが、点検写真をご覧いただきながら、現在は棟瓦に大きな歪みがなく、漆喰の詰め直しで対応できる状態であることをご説明しました。
屋根の上はご自身では確認しづらいため、「庭に白い塊が落ちていた」という段階でご相談いただいても構いません。
点検したからといって、その場で大掛かりな工事を決めていただく必要はありません。現在の状態と必要な補修範囲を確認してから判断していただけます。
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