
2025.09.15
こんにちは、「街の屋根やさん春日井店」です。本日は小牧市にて、屋根葺き替え工事の最初の工程である 既存瓦の撤去作業 を行いました。 今回の屋根は「和瓦」で葺かれており、その下には「土葺き工法」と呼ばれる昔ながらの施工がされていました。この記事では、撤去作業の様子を解説を交えて詳し…

瀬戸市のお客様より「長年住んでいる家の屋根から雨漏りがするので、一度しっかり直したい」とご相談をいただきました。
現地調査に伺ったところ、築年数は40年以上、屋根には古い和瓦が使用されており、経年劣化によるズレや割れ、漆喰の剥がれが目立ちました。また、瓦の下に敷かれていた防水紙(ルーフィング)も寿命を迎えており、雨水を防ぎきれなくなっていたことが雨漏りの原因でした。
今回は根本的な解決を図るために 屋根の葺き替え工事 をご提案し、本日より作業を開始しました。初日は「古い瓦の撤去作業」です。
まずは屋根に葺かれている瓦を一枚ずつ丁寧に外していきます。
和瓦は一枚あたり約3~4kgあり、屋根全体では数トンにもなる重量物です。そのため、撤去作業では足場を組み、落下事故を防ぎながら安全第一で進めます。
割れている瓦やズレている瓦は持ち上げる際に崩れやすく、慎重な作業が求められます。
今回の屋根は「土葺き工法」と呼ばれる昔ながらの施工方法でした。瓦の下には土が敷かれており、瓦を支える役割を果たしています。
しかし、この土が長年の雨水の浸入で湿気を含み、カビや苔が発生していました。また、土自体が水を含むことで屋根全体が重くなり、建物の耐震性にも悪影響を与えていました。
撤去時にはこの土もすべて取り除き、きれいに掃き掃除を行います。
瓦と土を撤去すると、下地の「野地板(のじいた)」が見えてきます。
今回の現場では、ところどころ野地板が腐食している箇所が見つかりました。腐ったままでは新しい屋根材を施工できないため、後日の工程で新しい合板を重ね張りし、下地を補強する予定です。
瓦を外して初めてわかるのが、雨漏りの実際の状況です。
瓦の下にはシミが点々と残っており、雨水が長期間浸入していたことが確認できました。特に棟部分や谷部分など、複雑な取り合い箇所からの浸水が多く見られました。
お客様も現場を見学され、「こんなに雨水が入っていたんですね…」と驚かれていました。普段は見えない屋根の中だからこそ、定期的な点検や適切な工事が大切になります。
雨漏りの原因を根本から解決
部分補修ではなく葺き替え工事とすることで、下地から新しくし、長期的な安心を確保します。
重量の軽減
瓦屋根から軽量な金属屋根材へ葺き替えることで、屋根の重量を大幅に軽減し、耐震性の向上にもつながります。
将来のメンテナンス負担を軽減
最新の屋根材と防水紙を使用することで、今後数十年にわたり安心できる屋根に生まれ変わります。
Q. 瓦屋根の葺き替え工事にはどれくらいの日数がかかりますか?
A. 屋根の大きさや状態によりますが、一般的な戸建て住宅で 1週間~2週間程度 です。撤去から下地補強、新しい屋根材の施工までの工程を含みます。
Q. 瓦を撤去したら必ず野地板も交換が必要ですか?
A. 状態によります。傷みが少ない場合はそのまま使用できますが、多くの場合は部分補修や合板での重ね張りが必要になります。
Q. 瓦を撤去した後の廃材処理はどうなりますか?
A. 当社が責任をもって産業廃棄物処理業者に搬出・処分いたしますのでご安心ください。
Q. 葺き替えとカバー工法はどう違いますか?
A. 葺き替えは既存の屋根材をすべて撤去して新しくする工法で、下地からリフレッシュできます。一方、カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法で、工期が短く費用も抑えられるのが特徴です。
瀬戸市にて、古い瓦屋根の撤去作業を行いました。
瓦や土を撤去することで、雨漏りの原因や下地の劣化状態が明らかになり、葺き替え工事の重要性を改めて実感できました。
「長年住んでいる家だからこそ、これからも安心して暮らしたい」と考えるお客様にとって、葺き替え工事は大切な選択肢の一つです。
街の屋根やさん春日井店では、瀬戸市をはじめ春日井市・小牧市・尾張旭市など近隣地域で多くの屋根工事を承っております。雨漏りや屋根の老朽化でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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