
2025.07.03
犬山市のみなさま、こんにちは!街の屋根屋さん春日井店です。 今回は、築100年の古民家における瓦屋根の全面葺き替え工事の様子をご紹介いたします。 長年の風雨や地震の影響により、瓦が落下し、屋根に穴が空いてしまった状態でした。桟瓦や大棟のゆがみも目立ち、しっかりとした補修では対応し…

本日は、春日井市高蔵寺町にて築40年のお住まいの現地調査を行いました。
ご相談の内容は、「古いいぶし瓦を葺き替えて太陽光パネルを設置したい」というもの。
屋根に上がって確認したところ、以下のような劣化が見受けられました:
谷樋に穴あき(雨水の集中する箇所で、雨漏りのリスク大)
のし瓦のズレ・歪み(棟が不安定)
瓦全体の色あせ・苔の付着
棟の積み直しが必要な状態
築年数相応の劣化が進んでおり、下地材の老朽化も予想されるため、屋根全体の葺き替えをご提案しました。
いぶし瓦は、日本家屋に古くから使われてきた伝統的な屋根材で、銀色に輝く落ち着いた風合いが特徴です。焼成時に「いぶし処理」を施すことで防水性・耐候性を高めています。
ただし、以下のような課題があります:
重い(耐震性に不利)
下地の防水紙・野地板が劣化すると雨漏りの原因に
棟やのし瓦が地震や台風でズレやすい
太陽光パネルの設置に不向きなケースもある
いぶし瓦そのものは長寿命ですが、「屋根全体」としての寿命は40年を過ぎると一気にリスクが高まります。
今回の葺き替えには、鶴弥(つるや)社製のスーパートライ110タイプIをご提案しています。
高耐風・高耐震構造
瓦同士がロックされる「かみ合わせ」設計により、強風・地震に強くズレにくい。
フラットな美観でモダンな仕上がり
和洋どちらの住宅にも合い、落ち着いた高級感があります。
防水性の高い形状設計
雨水が浸入しにくい構造と下地防水との相乗効果で、雨漏りを防止。
太陽光パネルの架台設置にも最適
実績豊富で、多くのメーカーの太陽光システムとの互換性あり。
今回の葺き替えにおいて、もうひとつ重要なのが「屋根の重さ」の変化です。
屋根材 | 重量(1㎡あたり) | 総重量(約100㎡屋根) |
---|---|---|
いぶし瓦 | 約55kg | 約5,500kg(5.5トン) |
スーパートライ | 約40kg | 約4,000kg(4トン) |
つまり、1.5トン以上も屋根が軽くなる計算になります。
これは地震の際の揺れの大きさに大きく関わってきます。
屋根が重いと建物の「頭」が振られるため倒壊のリスクが高まります。逆に屋根が軽ければ、建物は安定し、被害を軽減できます。
さらに、太陽光パネルや架台の重量が加わる場合、屋根材が軽い方がトータル重量を抑えられるため、耐震設計上も有利になります。
既存瓦・土の撤去
野地板の補強や張替え、防水紙の施工
スーパートライ瓦の本体葺き
太陽光パネルの架台取り付け(屋根構造に合わせて施工)
電気工事業者によるパネル設置・接続
弊社では、太陽光施工業者との連携も行っておりますので、屋根からパネル設置までトータルでサポート可能です。
築40年を過ぎたいぶし瓦屋根は、見た目に問題がなくても、下地・棟・板金などの構造部分の劣化が進行しています。
特に今回のように、太陽光パネルの設置を考えている場合は、屋根の強度・重量バランス・防水性を見直す絶好のタイミングです。
鶴弥スーパートライは、伝統と現代性能を融合した優れた平板瓦。
美しさ・軽さ・安心を兼ね備えた屋根材として、春日井市でも多数の実績があります。
屋根の葺き替え・太陽光導入をお考えの方は、ぜひ街の屋根やさん春日井店までお気軽にご相談ください。
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