
2025.07.05
犬山市のみなさま、こんにちは!街の屋根やさん春日井店です。 今回のブログは、犬山市で進めている築100年の古民家平屋の瓦屋根・全面葺き替え工事の様子、第3弾となります! 瓦が落ちて穴が空いてしまった古民家の屋根を、しっかりと補修・補強していく施工過程を、わかりやすくご紹介してまい…

犬山市周辺にお住まいのみなさま、こんにちは!
街の屋根やさん春日井店です。
今回のブログは、これまでの施工の様子をお届けしてきた犬山市の築100年古民家・瓦屋根の全面葺き替え工事の第4弾になります!
瓦が落ちてしまい、大きな穴が空いていた古民家の瓦屋根。いよいよ工事も終盤に差し掛かり、今回はいよいよ**瓦の設置作業(葺き替え作業)**に入っていきます!
このブログでは、犬山市での瓦屋根全面葺き替え工事の進捗を詳しくご紹介しておりますので、瓦屋根のメンテナンスをご検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。
🔽 これまでのブログも合わせてご覧ください 🔽
【第1弾】
👉 犬山市の皆さまへ古民家平屋築100年の瓦屋根全面葺き替え工事を施工中
【第2弾】
👉 犬山市の皆さまへ古民家平屋の瓦屋根垂木補修交換作業第2弾
【第3弾】
👉 犬山市の皆さまへ古民家平屋の瓦屋根を全面葺き替え工事実施第3弾
【最終回・完工編】
👉 古民家平屋の瓦屋根に穴が!全面瓦葺き替え工事がついに完工【犬山】
こちらは古民家の玄関上の屋根部分、「下屋(げや)」と呼ばれる瓦屋根です。
本日は、この下屋の瓦屋根全面葺き替え工事の一環として、まずは瓦の撤去作業からスタートしました。
作業の流れは、前回のブログ第1弾でもご紹介したように、瓦を一枚ずつ丁寧に手渡しで降ろしていき、続いて葺き土、下葺き材(わら・竹)の順に撤去していきます。
第1弾現場ブログでも紹介しましたが、古民家の屋根は構造が複雑な場合も多いため、順序立てた慎重な作業が重要です。犬山市で瓦屋根の老朽化が気になる方は、ぜひ参考になさってくださいね。
写真中央に写っているのは、瓦や屋根材を屋根の上まで運ぶ専用の機械「瓦揚げ機」です。
ハシゴ状のレールに荷台が取り付けられており、ワイヤーで上下に動かして瓦を引き上げる仕組みになっています。
今回のような古民家の全面葺き替え工事では、2000枚以上の瓦を屋根の上に運ぶ必要があるため、この瓦揚げ機は大活躍!
この装置がなければ、手作業での運搬ではかなりの時間と体力が必要になります。
こうした専門機材を活用した効率的な施工にご期待くださいね!
瓦揚げ機くん、今日もありがとう!
「こんなにたくさんの瓦、どうやって運ぶの?」
そんな疑問にお応えするのがこちらの写真。
写真に写っている職人さんが肩に担いでいる道具、何だかわかりますか?
これは「天秤棒(てんびんぼう)」と呼ばれる道具で、古くから日本だけでなく世界中で使われてきた、手作業での運搬用の道具なんです。
左右に荷を吊るしてバランスをとりながら運ぶという、まさに先人の知恵が詰まった民具。
犬山市や春日井市などで、瓦屋根の全面葺き替えを行う際、狭い場所や重機が入れないところでは、今でもこうした道具が活躍することがあります。
大量の瓦を丁寧に、確実に運ぶための工夫——現場では、昔ながらの技と現代の技術がうまく組み合わさっているんですよ。
前回の現場ブログ第3弾では、瓦屋根の下地となる瓦桟木を丁寧に設置する作業をご紹介しました。
整えた瓦桟木の上に、いよいよ瓦を一枚一枚葺いていく工程です。
今回は約2,000枚にもおよぶ瓦を、バランスよく・美しく・効率よく並べていきます。
瓦屋根の仕上がりは、この丁寧な作業にかかっているといっても過言ではありません。
古民家の全面葺き替え工事、順調に進んでおります!
こちらは、瓦を一枚一枚、専用の釘でしっかり固定していく作業の様子です。
近年では、地震や台風といった自然災害の影響で、瓦屋根が崩れたり瓦が飛ばされたりする被害が増えています。
以前のブログ第1弾でもご紹介したように、古民家の土葺き瓦屋根は、瓦が固定されていない工法が一般的でした。
しかし、令和元年の房総半島台風による被害を受け、国が基準を見直し、令和4年1月1日以降の新築住宅などでは瓦の固定が義務化されました。
今回のように、古民家の瓦屋根を新しく全面葺き替えするリフォーム工事では、この新しい基準に準じて、安全性を高めた施工方法を採用しています。
犬山市で瓦屋根の葺き替えをご検討中の方には、ぜひ参考にしていただきたいポイントです。
実際のところ、令和の改定後であっても、瓦屋根の葺き替えが義務化、強制されたわけではありません!
国土交通省が定める【瓦屋根葺き替え工事】に関する基準は、「新しく瓦屋根を葺き替える場合は、この基準に沿うのが望ましい」というもので、既存の瓦屋根を無理に葺き替えさせるような強制力はないんです。
ところが今後、この改定に便乗して「法改正で瓦屋根を変えなきゃいけませんよ」といった過剰な営業トークを展開する業者が出てくる可能性があります。私たち業界にいる者としても、そうしたケースが増えるのではと危惧しています。
たとえば…
「法改正に基づいて瓦屋根の固定方法を点検しに来ました」
「今の瓦屋根は古い仕様なので、葺き替えしないと違法になる可能性があります」
といった、一見もっともらしい話で不安を煽るような業者もいるかもしれません。
春日井市や犬山市で古民家の瓦屋根や全面葺き替え工事をご検討の方は、ぜひ信頼できる屋根の専門店にご相談ください。
無理に工事を勧めてくる業者ではなく、地元密着で親身な対応を心がけている「街の屋根屋さん春日井店」が、適切なアドバイスをさせていただきます!
先ほどご紹介した瓦の釘打ち作業では、金づちを使って手作業で固定している様子をお見せしましたが、古民家の瓦屋根を全面葺き替えするような大規模な工事では、瓦の枚数も相当な量になります。
そのため実際の施工では、専用の工具(エア釘打機)を使用して、テンポよく効率的に瓦を固定していきます。
右の写真に写っているのは、瓦屋根の葺き替え工事で使用する専用の釘です。しっかりと固定できるように設計されており、強風や地震に備えた安全な瓦屋根づくりには欠かせないアイテムなんです。
瓦屋根の中でも特に風の影響を受けやすいのが「軒先部分」です。犬山市でも、台風や強風による瓦の飛散被害が心配されることがあります。
そこで当店では、古民家の全面葺き替え工事の際に、軒先瓦には「Lクリップ」と呼ばれる専用の耐風釘を使用し、しっかりと固定していきます。
さらに、2本の専用釘で重ねて固定することで、瓦屋根の耐風性能を高め、安心・安全な屋根づくりを徹底しています。
こちらは、桟瓦と軒瓦の瓦葺き作業が完了した様子です。膨大な枚数の瓦が丁寧に美しく並べられた屋根は、見ていてとても気持ちの良い仕上がりになっていますね。
ここまでで、古民家の全面葺き替え工事もいよいよ最終戦となります。次の作業では、屋根の一番上にあたる大棟(冠瓦)の設置工事に進んでいきます。
今回の現場ブログ第4弾はここまでとし、次回は「施工事例」として完工の様子を詳しくご紹介させていただきます!
犬山市で瓦屋根の葺き替えや古民家の屋根リフォームをご検討中の方、ぜひ今後の更新をお楽しみにお待ちください!
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