
2025.09.17
築15年の一軒家のお客様から、「大雨のときに雨樋から水があふれて困っている」とご相談をいただきました。現地を点検したところ、屋根の雨水を適切に排水する雨樋は設置されていましたが、古くなり一部が歪んでいるのを確認。屋根材には欠けや穴などの不具合は見られませんでした。今回のようなケー…

瀬戸市のみなさま、こんにちは。
街の屋根やさん春日井店です。
今回は「天井から雨漏りしているので調査してほしい」というご相談をいただき、現地に伺いました。
こちらのお宅は2階建てで、屋根は陸屋根(りくやね)と呼ばれる平らな構造になっています。
陸屋根は屋上として利用できるタイプもありますが、今回のお宅は人が上がるように設計されていなかったため、お客様ご自身で状態を確認することは難しかったそうです。
陸屋根は雨を直接受け止める形状なので、防水施工の状態がそのまま雨漏りに直結します。定期的な点検がとても重要です。
屋上の床に見えているのは「保護コンクリート」です。その下には防水層が隠されており、紫外線や外部からの刺激を受けないよう守っています。
ただし今回の調査では、
コンクリートの目地の剥がれ
表面のひび割れ
大きな亀裂
などが複数箇所で確認できました。
おそらく下の防水層まで劣化が進行し、そこから雨水が浸入していると考えられます。
一般的に、屋上や陸屋根に施工される防水にはいくつか種類があります。
シート防水 → 薄い防水シートを貼り付ける工法。軽量で工期も短いのがメリット。
ウレタン防水 → 液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法。複雑な形状にも対応でき、メンテナンスしやすい。
FRP防水 → ガラス繊維入りの強化プラスチックを使った防水。耐久性が非常に高いが、硬いため建物の動きに弱いこともある。
アスファルト防水 → アスファルトを加熱して防水層を形成する昔ながらの工法。重量はありますが信頼性が高く、大規模建物にもよく使われます。
今回の住宅のように、防水層の上に保護コンクリートが施工されているケースも多く見られます。
これは、紫外線や風雨といった外部の刺激から防水層を守り、耐用年数を長くするためです。
ただし、コンクリートそのものが劣化してしまうと、下にある防水層までダメージが及んでも外からは分かりにくいというデメリットがあります。
「気づかないうちに雨漏りが始まっていた」というご相談が多いのも、こうした理由からなんですね。
陸屋根の立ち上がり部分や、外壁や笠木など他の建材との取り合い部分は、雨漏りの原因になりやすい箇所です。
今回も立ち上がり部分にひび割れが見られました。
調査ではこうした細部まで入念に確認します。
今回のケースでは、ウレタン塗膜防水工事をご提案予定です。
これはウレタン樹脂を塗料のように重ね塗りして、防水層を新たに形成する方法で、近年多くの陸屋根やベランダに施工されています。
メリットとしては…
複雑な形状にも対応可能
継ぎ目のない防水層ができる
メンテナンスもしやすい
といった点が挙げられます。
雨漏り調査の結果は、必ず写真付きのご報告書としてまとめてお渡ししています。
そのうえでお客様のご予算やご要望に合わせ、最適な修理方法とお見積もりをご提案いたします。
陸屋根や屋上、ベランダは、普段なかなか目にする機会がない場所だからこそ、気づかないうちに劣化が進んでしまうことが多いです。
「天井にシミができている」「雨漏りかもしれない」と感じたら、ぜひ街の屋根やさん春日井店へご相談ください。
経験豊富なスタッフがすぐに調査に伺い、安心できる暮らしをサポートいたします。
屋上やベランダは雨漏りリスクが高い場所。シート防水工事でしっかり対策する方法を、施工写真付きで解説しています。
雨漏りや劣化が気になる方は必見です。
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