2026.06.01
小牧市にお住まいの皆さま、こんにちは。街の屋根やさん春日井市店です。 今回は旧松下電工の屋根材「フルセラム」の屋根調査と屋根修理の考え方 についてご紹介いたします。 フルセラムは現在廃番となっている屋根材で、劣化が進行すると補修が難しい屋根材のひとつです。 1分でわかる!この記事…
街の屋根やさん春日井店です。
本日は春日井市にて、雨漏りが発生しているお住まいの現地調査を行いました。
今回のお住まいは、築年数がかなり経過した平屋住宅です。屋根を確認したところ、使用されていた屋根材は「セキスイかわらU」でした。
屋根全体を確認すると、表面の劣化が激しく、所々に穴が開いている状態でした。
屋根は、普段生活している室内から直接確認することが難しい部分です。そのため、雨漏りが発生して初めて、屋根材の深刻な劣化に気付くケースも少なくありません。
今回のように屋根材そのものに穴が開いている場合、雨水が屋根内部へ浸入している可能性があります。以前から雨水が入り込んでいたことも考えられるため、表面だけを補修するのではなく、屋根を撤去したうえで下地の状態を確認する必要があると判断しました。
セキスイかわらUは、積水化学工業が製造・販売していた屋根材です。瓦のような形状を持つ軽量な屋根材として、以前は多くの住宅で使用されていました。
しかし、セキスイかわらUは製造時期や製品の種類によって、アスベストを含有する製品と、含有しない製品があります。
特に注意したいのが、長年使用されたセキスイかわらUの劣化です。
経年劣化が進むと、表面の塗膜が傷み、色あせや表面の剥がれなどが目立つようになります。さらに劣化が進行した屋根では、屋根材の割れや破損、穴あきなどが発生している場合もあります。
今回の春日井市のお住まいでも、屋根材の表面が激しく劣化し、複数箇所に穴が開いていました。
このような状態では、屋根材として雨水を防ぐ機能が十分に保たれていない可能性があります。
塗装によって表面をきれいにするだけでは、穴あきや屋根材自体の破損を解消することはできません。劣化の程度によっては、塗装や部分補修ではなく、屋根材を撤去して新しい屋根へ葺き替えることが必要になります。
屋根は、屋根材だけで雨水を防いでいるわけではありません。屋根材の下には、浸入した雨水から建物を守るための防水シートが施工されています。
しかし、屋根材に穴が開いた状態が長期間続けば、その部分から雨水が入り込み、防水シートや屋根下地に負担がかかる可能性があります。
防水シートも永久に使用できるものではなく、経年劣化によって防水性能が低下します。
雨漏りが長期間続くと、屋根下地の木材が傷んだり、建物内部への被害が広がったりするおそれがあります。
今回の現場では、屋根材に複数の穴が確認されており、以前から雨水が浸入していた可能性が考えられました。
ただし、屋根の内部まで確認するには、実際に屋根材を撤去して下地の状態を調べる必要があります。現地調査の段階で下地の腐食状況まで断定することはできません。
だからこそ、雨漏りが発生している場合は、見えている屋根材の補修だけで判断せず、屋根内部の状態も考慮した修繕計画を立てることが重要です。

セキスイかわらUの屋根で、表面の塗膜が劣化しているだけなのか、屋根材自体に破損や穴あきが発生しているのかによって、必要な工事は異なります。
しかし、今回のように屋根材の劣化が激しく、穴あきによる雨漏りが疑われる場合は、塗装だけで対応することはおすすめできません。
弊社では、このような状態のセキスイかわらUについて、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材へ葺き替える方法を基本としてご提案しています。
今回の春日井市のお住まいでも、次のような工事をご提案しました。
既存のセキスイかわらUを撤去する
屋根材の撤去後に、下地の状態を確認する
必要な補修を行い、新しく針葉樹合板を施工する
新しい防水シートを施工する
新しい屋根材へ葺き替える
針葉樹合板は、屋根の下地として使用される木質系の板材です。既存屋根の撤去後、下地の状態を確認し、必要な補修を行ったうえで新たに施工することで、新しい屋根材を取り付けるための下地を整えます。
また、屋根材の下に施工する防水シートも、雨水の浸入を防ぐうえで重要な役割を担います。
新しい屋根材を設置するだけではなく、下地と防水シートも含めて屋根全体を改修することが、雨漏りの再発防止を考えるうえで大切です。
なお、実際の下地補修の範囲や使用する屋根材については、撤去後の状態や建物の条件に応じて判断します。
セキスイかわらUの屋根を葺き替える際に、知っておいていただきたいのが、既存屋根材の処分費用です。
セキスイかわらUには、アスベストを含有する製品と、含有しない製品があります。
ところが、現場で使用されている製品の種類や製造時期を確認しても、処分先の受け入れ基準などによって、アスベスト含有材としての取り扱いを求められるケースがあります。
弊社でも、産業廃棄物の処分先でアスベスト含有材として判断され、処分費用が高額になるケースがあることを踏まえて、工事をご案内しています。
そのため、セキスイかわらUの葺き替えを検討する際には、新しい屋根材の費用だけでなく、既存屋根材の撤去費用や処分費用も含めて見積もりを確認することが重要です。
また、アスベストの含有については、製品の種類や資料などに基づく確認が必要です。見た目だけで含有の有無を確定することはできません。
アスベスト含有材に該当する場合は、適用される法令や処分先の受け入れ条件に従って、適切に取り扱う必要があります。
屋根の状態によっては、雨漏りを放置することで下地の補修範囲が広がり、工事費用が増える可能性もあります。だからこそ、劣化が深刻になる前に現状を把握し、必要な工事と費用を確認しておくことをおすすめします。
今回の現地調査を通じて、特にお伝えしたいのは、現在もセキスイかわらUの屋根を使用している方は、一度屋根の状態を確認していただきたいということです。
築年数が経過していても、すべての屋根が同じように劣化するわけではありません。しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。
屋根の表面が激しく剥がれている
屋根材が割れている、または穴が開いている
屋根材の一部が欠けている
天井や壁に雨染みがある
雨が降ると室内で水滴が落ちる
以前に雨漏り補修をしたものの、再び雨漏りしている
このような症状がある場合は、早めに専門業者へ相談してください。
特に、屋根材に穴が開いている場合は、雨漏りが発生していなくても、下地の防水性能が十分に保たれているとは限りません。
雨漏りが室内に現れてから修繕するよりも、屋根の劣化が進んだ段階で早めに状態を確認し、葺き替えが必要かどうかを判断することが大切です。
セキスイかわらUは、製品の種類や劣化状況によって適切な対応が異なります。すべての屋根で直ちに葺き替えが必要とは限りませんが、今回のように屋根材自体に穴が開き、雨漏りが疑われる場合は、撤去・葺き替えを強くおすすめします。
街の屋根やさん春日井店では、春日井市を中心に、屋根の雨漏り調査や屋根修理、葺き替え工事、カバー工法などのご相談を承っています。
「自宅の屋根がセキスイかわらUかもしれない」
「屋根の表面がボロボロになっている」
「雨漏りしているが、どこから水が入っているのかわからない」
「葺き替えが必要なのか、費用がどのくらいかかるのか知りたい」
このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
屋根は普段見えにくい場所だからこそ、現状をきちんと確認し、必要な工事とその理由をわかりやすくご説明することを大切にしています。
必要のない工事を一方的におすすめするのではなく、屋根の状態に合わせて、修繕方法や費用について誠実にご案内いたします。
春日井市内でセキスイかわらUの屋根を使用されている皆様、雨漏りが発生する前に、一度屋根の状態を確認してみませんか。
セキスイかわらUの劣化や雨漏りでお困りの方は、街の屋根やさん春日井店までお気軽にお問い合わせください。
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