2025.10.27
尾張旭市にお住まいの皆さま、こんにちは!屋根・外装リフォーム専門店、街の屋根やさん春日井市店です。このたびは「瓦屋根の修理」をご検討中とのご相談を受け、現地調査とお見積りのご提案へお伺いしました。瓦屋根は日本の住宅で長く親しまれており、美観・耐久性とも優れていますが、それゆえに「…
名古屋市守山区のみなさまこんにちは!
街の屋根やさん春日井市店です!
今回は、名古屋市守山区で「屋根塗装を考えている」とのお問い合わせをいただき、現地調査にお伺いしました。
実際に屋根の状態を確認したところ、モニエル瓦の経年劣化が進んでおり、塗装ではなく屋根の葺き替え工事をご提案いたしました。
この記事では、調査の様子やご提案の理由について詳しくご紹介します。
お住まいの屋根点検やリフォームをご検討中の方は、ぜひ参考になさってくださいね。
モニエル瓦は現在「廃番」となっており、修理・塗装が難しい屋根材
経年劣化による表面の傷みや留め具破損を確認
屋根葺き替えと塗装の2パターンでお見積りを作成
お客様のご希望・ご予算に合わせた最適なプランをご提案
現地で屋根を確認すると、使用されていたのはモニエル瓦でした。
モニエル瓦とは、セメントと砂を主原料としたコンクリート瓦の一種で、かつては洋風住宅を中心に多く使用されていました。
しかし現在はメーカーが撤退しており**廃番(生産終了)**となっています。そのため、部分的な差し替えや補修が難しく、塗装によるメンテナンスも慎重な対応が必要です。
モニエル瓦は表面に特殊な「スラリー層」という塗膜が施されており、この層をしっかり除去しないまま塗装してしまうと、塗料が密着せずに早期剥離の原因となってしまいます。
さらに、下塗り材を何度も重ね塗りする必要があるため、通常の屋根塗装よりも費用が高くなりやすいというデメリットもあります。
そのため、今回は屋根葺き替え工事をご提案させていただきました。
棟(むね)部分の漆喰も確認しました。
漆喰とは、瓦と瓦の隙間を埋める接着材のような役割を持つもので、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。
しかし、漆喰がひび割れたり剥がれている箇所が見られました。
このまま放置すると、雨水が棟の内部へ侵入し、内部の木材腐食や雨漏りを引き起こすリスクがあります。
お客様からも「長持ちするようにしたい」とのご希望をいただきましたので、
屋根葺き替え工事での御見積を中心にご提案いたしました。
ただし、「塗装の金額も見てみたい」とのご要望もありましたので、
私たちの方から屋根塗装と屋根葺き替え工事の2パターンでお見積りを作成しました。
リフォームは大きなお買い物です。
費用や耐久性をしっかり比較・検討いただいた上でご判断いただけるよう、
私たちは常に複数の選択肢を提示するようにしています。
決して「高い工事だけを勧める」ことはいたしません。
お客様のご希望・ご予算・今後の暮らし方を踏まえ、最も納得いただけるプランを一緒に考えさせていただきます。
モニエル瓦はすでに製造が終了しているため、
部分補修を行っても将来的に再び同じ問題が発生する可能性があります。
劣化が進んでいる場合は全面葺き替え工事が最も安心
雨漏りのリスクが高まる前に早めの点検・メンテナンスを推奨
棟や漆喰部分も定期的に確認することで長持ちさせることが可能
屋根材を新しいものに変えることで、断熱・防音性能も向上します。
また、将来的なメンテナンスコストを抑えられるというメリットもあります。
| 屋根葺き替え | 古くなった屋根材をすべて新しい屋根材に交換する工事。屋根の構造(下地)も一緒に点検・補修することが多く、長期的に安心できるメンテナンス方法。 |
| 漆喰(しっくい) | 瓦の棟や谷など、瓦と瓦の継ぎ目・隙間を埋めるために使われる、火に強く通気性・耐久性のある塗り材。劣化すると内部への雨水侵入リスクが高まる。 |
| 一級かわらぶき技能士 | 厚生労働大臣が認定する資格で、瓦葺きの施工・管理において高度な技能を持つことを証明する国家資格。 |
| 屋根カバー工法 | 既存の屋根材を残したまま、その上に新しい屋根材を被せる施工方法。足場や処分費用を抑えられる場合があるが、下地の状態次第では向かないこともある。 |
| 耐用年数 | 屋根材や建材が使用可能な年数の目安。塗装や補修を繰り返して延命するか、材を交換するかの判断材料となる。 |
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