
2025.05.30
こんにちは、街の屋根やさん春日井店です。本日は春日井市にて、築50年を超えるユニットタイプRC(鉄筋コンクリート)造の2階建て住宅の屋上防水工事に関するご相談を受け、現地調査に伺いました。建物は陸屋根構造で、定期的な防水メンテナンスが重要となる物件です。 ユニットRC住宅とは?代…

はじめまして。「街の屋根やさん春日井店」の田中です。
実は私、仕事では屋根や外壁、ベランダなどの防水工事をしていますが、プライベートではダイビングを趣味にしています。
現在40歳、これまでに約200本のダイビング経験があります。
石垣島をメインに、伊豆の神子元島などでも潜っています。特に神子元は潮流が強く、上級者向けの海。そんな場所でも安全に潜るには、“水の性質を知る”ことが何よりも大切なんです。
水は空気と違って、わずかな隙間があれば容赦なく入り込んできます。
それはダイビング中、マスクのわずかなズレからでも海水が入ってくることでよくわかります。
同じように、住宅の防水もほんの1mmのヒビ割れや施工不良から、雨水がじわじわと侵入してしまいます。
そして建物内部に入り込んだ水は、構造体(木材・鉄骨)を腐食させ、シロアリ被害やカビの原因にもなってしまうのです。
先日、春日井市内のセキスイハイムのお宅でベランダの防水工事を行いました。
セキスイハイムのベランダは、軽量鉄骨の上に木製の下地+薄い鉄板を貼った構造になっており、見た目はしっかりしていても、雨水の侵入によって鉄板が錆び、下地が腐って穴が空いてしまっている状態でした。
このようなケースでは、表面だけを塗っても意味がありません。
しっかりと腐食部分を撤去し、新しい下地を作り、下地処理をしてから、通気緩衝工法によるウレタン防水施工を行います。
ここでも重要なのが、「バリボード」という素材です。
今回の施工でも使った**「バリボード」は、セメント系の特殊な合板で、耐水性・防腐性に優れ、ウレタン防水材との相性がとても良いという特徴があります。
普通の合板では、水分や湿気を吸ってしまい、数年で劣化する可能性もありますが、バリボードは水に強く、下地から守ることができる**優れた素材です。
海水に耐える機材を使うダイバーとしても、「水に強い素材の選定」は大切だと日々感じています。
私が防水工事に力を入れているのは、単に仕事だからではありません。
水の怖さと、ほんのわずかな油断で起きるトラブルを、ダイビングで身をもって経験しているからこそ、絶対に手を抜けないと感じているのです。
「まあこのくらいで大丈夫でしょう」は通用しません。
だからこそ、下地の状態、素材の選定、施工方法の一つひとつにこだわり、建物を“水から守る”ことに全力を注いでいます。
雨漏りは、発生してからでは遅いことが多いです。
普段見えないベランダの下地も、定期的な点検・メンテナンスが非常に大切です。
ベランダ床に膨れやヒビがある
なんとなく湿っぽい気がする
建てて10年以上経つが一度も防水工事をしていない
という方は、お気軽にご相談ください。
**ダイビングを通じて「水の怖さ」を知っているからこそ、**防水の大切さを真剣にお伝えできます。
※写真は今年、石垣島で撮影した珊瑚の産卵シーンです。なんとも神秘的で心を奪われます。
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