
2025.05.30
こんにちは、街の屋根やさん春日井店です。本日は春日井市にて、築50年を超えるユニットタイプRC(鉄筋コンクリート)造の2階建て住宅の屋上防水工事に関するご相談を受け、現地調査に伺いました。建物は陸屋根構造で、定期的な防水メンテナンスが重要となる物件です。 ユニットRC住宅とは?代…

お客様から「ベランダの床に膨れや浮きが出てきた」とご相談をいただき、現地調査を実施しました。
現場はトヨタホームの住宅で、FRP防水が施されているベランダでしたが、経年劣化により表面のひび割れや浮きが発生しており、防水性能が低下している状態でした。
建築から数年で雨漏りが発生し、お客様ご自身で補修や防水シートの設置を行われていましたが、
近年のゲリラ豪雨により再び雨漏りが悪化してしまいました。
そのため、「街の屋根やさん春日井店」へご相談をいただくこととなりました。
まずは、ベランダに敷かれていた敷物をすべて撤去し、
その後、高圧洗浄にてシート防水表面に付着した長年の汚れやカビ、埃を丁寧に洗い流していきます。
防水工事では、施工前の下地処理が非常に重要です。
この段階で汚れをしっかり除去しておくことで、防水材の密着性が高まり、仕上がりの耐久性にも大きく関わってきます。
左の写真に白く見えている部分は、下地調整の際に行ったシート防水層の穴補修跡です。
トヨタホームで建てられた住宅のベランダで、経年劣化によって細かな亀裂や穴が生じていたため、しっかりと補修処理を行いました。
このような下地の補修は、ベランダ防水工事の品質を左右する重要な工程の一つです。小さな破れでもそのままにしてしまうと、後々の防水層の膨れや雨水侵入の原因になりかねません。
高圧洗浄によってベランダ全体をきれいに洗浄した後は、すぐに次の工程へ進むのではなく、しっかりと乾燥時間を確保することが非常に大切です。
下地に水分が残ったままだと、防水材の密着が悪くなり、耐久性に影響を与えるおそれがあります。
十分に乾いたことを確認した上で、**防水層の基礎となるプライマー(下塗り材)を全面に塗布していきます。
このプライマーは、防水材と下地をしっかりと密着させるための接着剤のような役割を果たし、防水層の剥がれや浮きを防ぐための重要な工程です。
下地全体にプライマーを丁寧に塗布した後は、平場部分に緩衝シート(絶縁シート)を施工していきます。
この緩衝シートは、通気絶縁工法の中核となる重要な材料で、下地からの湿気を逃がす役割を持っています。
施工の際は、空気が入らないよう注意深く丁寧に貼り付けていきます。
空気が残ってしまうと、その後のウレタン防水層がうまく密着せず、膨れや剥がれの原因になるため、技術力が求められる工程です。
また、緩衝シートによって下地の動き(ひび割れなど)を吸収しやすくなり、防水層の耐久性と柔軟性を高める効果もあります。
緩衝シートを平場部分に丁寧に貼り終えた後は、シート同士のつなぎ目に専用の補強テープを貼っていきます。
この工程は、シートの重なり部分からの湿気や空気の侵入を防ぎ、防水層の密着性と一体性を高める大切な処理です。
テープはただ貼るだけでなく、隙間なく、しっかりと圧着させることが重要で、施工後のトラブル防止に直結します。
こうした細かな工程を丁寧に行うことが、最終的な防水性能と耐久性を大きく左右します。
この現場は、春日井市に建つトヨタホームの住宅で、ベランダ防水工事の一環として通気絶縁工法を採用しています。
緩衝シートの施工と補強は、その基盤となる工程です。
緩衝シートを平場部分に丁寧に貼り終えた後は、ベランダの立ち上がり部分とシートの接合部にウレタン防水材を塗布していきます。
この工程は、雨水の侵入口となりやすい立ち上がり部をしっかり保護し、ベランダ全体の防水性能を高める重要なポイントです。
特にトヨタホームのようなプレハブ住宅では、構造上どうしても立ち上がり部に負荷がかかりやすいため、入念な防水処理が求められます。
防水材は、下地やシートとの密着を高めるように均一に塗布し、隙間なく丁寧に仕上げることで、水の侵入を未然に防ぐことが可能です。
下地処理や下塗り、緩衝シートの施工を終えたら、いよいよ一回目のウレタン防水材をベランダ全面に塗布していきます。
ウレタン防水は、液状で施工できるため複雑な形状のベランダにも対応しやすく、密着性の高い防水層を形成できるのが特長です。
今回は、春日井市にお住まいのトヨタホームの住宅でのベランダ防水工事ということで、細部まで丁寧に施工を行いました。
改修工事の現場では、多くの場合ベランダにエアコンの室外機が設置されています。
このような場合でも、室外機を一時的に持ち上げるなどして下部までしっかりとウレタンを塗布します。
室外機の下を施工せずに済ませてしまうと、後に雨漏りが再発するリスクがあるため、見えない部分こそ丁寧な作業が重要です。
一層目のウレタン防水材をベランダ全面に塗布し終えたら、しっかりと乾燥時間を確保します。
この乾燥工程を丁寧に行うことで、防水層の密着性や耐久性がより高まり、後の不具合を防ぐことができます。
乾燥後はいよいよ最終工程となるトップコートの塗布に入ります。
トップコートは、紫外線や風雨によるダメージからウレタン防水層を保護するための仕上げ材です。
塗布作業では、ローラーを使ってベランダ全体にむらなく均一に塗り広げていきます。
この仕上げを丁寧に行うことで、美観もよく、長期的に安心できる防水性能が実現します。
今回の施工は、春日井市のトヨタホームのベランダ防水工事として、通気絶縁工法によるウレタン塗膜防水を採用しました。
見えない部分まで丁寧に施工を行い、お客様にも大変ご満足いただけました。
こちらが防水工事完了後のベランダの写真になります。
施工前に見られていた浮きや汚れも解消され、美しく仕上がったウレタン塗膜防水層がしっかりと形成されています。
今回のご依頼では、ベランダ下のリビングに雨漏りが発生していたとのことで、お客様も大変ご心配されていましたが、
「これで安心して暮らせます」と、嬉しいお言葉をいただきました。
街の屋根やさん春日井店では、屋根修理はもちろんのこと、ベランダや屋上の防水工事にも対応しております。
トヨタホームのようなプレハブ住宅にも豊富な施工実績がございますので、安心してお任せください。
点検・お見積りは無料で承っております。
春日井市で雨漏りやベランダの劣化が気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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