HOME
現場ブログ
瀬戸市｜瓦工事と屋根葺き替えを徹底解説！方法と費用の目安

屋根の専門業者が施工方法を徹底解説

瀬戸市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん春日井市店です。
瓦屋根は耐久性が高い一方、経年劣化・台風被害・地震でのズレや割れが起きると、部分補修では追いつかず葺き替えが必要になるケースがあります。ここでは瓦の種類から葺き替えの流れ・費用目安・メリデメまで、わかりやすくご紹介します。

1分でわかる！この記事のポイント

瓦屋根の種類と特徴を解説（日本瓦・セメント瓦・モニエル瓦）
葺き替え工事の流れと費用目安を紹介（15,000円／㎡〜）
瓦屋根→金属屋根（ガルバリウム鋼板）への変更で軽量＆耐震性アップ
防水紙（ルーフィング）や野地板補強の重要性も写真でわかりやすく解説
瀬戸市特有の“凍て割れ”や台風被害への備え方も紹介
国家資格職人が施工・保証付きで対応！（一級かわらぶき技能士など）
小さな瓦割れ・雨漏りでも無料点検OK！早期発見が修理費を抑えるコツです

瓦屋根の種類をご紹介

瓦には以下のような種類があります。

日本瓦（粘土瓦）：焼成した瓦。耐久・耐候性が高い
洋瓦：S瓦など。意匠性に優れ、デザイン性が高い
セメント瓦／モニエル瓦：モルタル系。塗装での維持管理が必要

スレート屋根に比べメンテナンス周期は長めですが、寿命（50年前後）や台風・地震による被害では葺き替えが必要になることがあります。

屋根の葺き替え工事とは？手順と費用目安

標準的な手順

既存瓦・土・下葺き材の撤去・搬出
野地板（のじいた）補強／増し張り（必要時）
防水紙（ゴムアスルーフィング）を軒先→棟へ敷設
新規瓦の施工（留付けはビス・耐風措置）
棟部の施工（のし瓦／乾式棟など現場適合仕様）
清掃・最終点検・保証書発行

費用の目安（参考・仕様により変動）

瓦→瓦の葺き替え：15,000円／㎡〜
（例：100㎡なら約150万円＋足場・レッカー・役物・雪止め等が別途）
※既存材の種類、下地状況、瓦グレード、役物点数で上下します。
※瀬戸市は冬季の凍て割れリスク評価も行い、仕様をご提案します。

葺き替えのメリット・デメリット

メリット

防水層・下地から刷新され、雨漏りリスクが解消
新しい瓦で外観の美観が向上
土葺き→軽量化で耐震性向上（土撤去・乾式化）

デメリット

撤去・処分費があるため、初期費用が高め
工程が多く、カバー工法に比べ工期が長い
撤去中の降雨リスク→当店は日ごとの養生・工程管理で対策

施工事例ダイジェスト（参考）

事例A：蔵の瓦屋根→ガルバリウム鋼板へ葺き替え

効果：軽量化・防水性向上・維持管理性◎

事例B：サンルーム屋根の葺き替え

効果：漏水解消・採光確保・躯体保護

事例C：増築トイレ屋根の葺き替え

効果：最小工期での防水回復・役物がすっきり

葺き替え前に知っておく注意点

近隣配慮：土撤去時は粉じんが出やすいため飛散対策・挨拶を徹底
構造チェック：野地板・母屋の傷みは補修が必須
乾式棟の選定：耐風・止水性に優れ、メンテ性◎
雪止め：瀬戸市の降雪頻度に合わせて配置計画
足場・レッカー：安全・品質の要。見積に明確化します

Q＆A（よくある質問）

瀬戸市で瓦屋根を葺き替える時期の目安は？

一般的には築30〜40年が目安です。　ただし、瓦割れ・ズレ・漆喰（しっくい）剥がれ・雨漏りが出ている場合は早期点検をおすすめします。　瀬戸市は寒暖差と凍て割れ（凍結による瓦割れ）も多く、早めの対応が安心です。

瓦屋根の葺き替えとカバー工法はどう違うの？

葺き替え：既存瓦を撤去し、新しい屋根材に全面交換する工法。　➡ 下地から刷新でき、最も確実な防水・耐震対策になります。カバー工法：既存屋根の上に金属屋根を重ねる方法。　➡ 解体不要で工期・コストを抑えたい方向け。

瓦屋根から金属屋根（ガルバリウム鋼板）に変えるのは可能？

もちろん可能です。　重量が約1/10になるため、耐震性能が大幅に向上します。　デザイン性の高い「石粒付き鋼板」も人気です。

葺き替え工事の工期はどれくらい？

一般住宅（約100㎡）で7〜10日程度が目安です。　天候や瓦の種類により前後しますが、雨天時は防水養生を徹底するため安心です。

工事中に雨が降っても大丈夫？

はい。撤去範囲ごとに防水シート（ルーフィング）で仮防水を行うため、　突然の雨でも建物内部が濡れることはありません。

費用の相場はどれくらい？

瓦→瓦の葺き替えで15,000円〜／㎡が目安です。　金属屋根へ変更する場合は、12,000〜18,000円／㎡前後。　構造補修や足場・レッカー費用は別途お見積りとなります。

補助金や助成金は使えますか？

瀬戸市では年度により耐震改修補助金や住宅リフォーム補助制度が実施されることがあります。　屋根軽量化や耐震改修に該当するケースもあるため、申請サポートも承っています。

ミニ専門用語解説

用語	やさしい説明
葺き替え（ふきかえ）工事	古い屋根材・下地を撤去し、新しい屋根を施工する工事。最も確実な屋根リフォーム方法。
カバー工法（重ね葺き）	既存の屋根を撤去せず、その上に新しい金属屋根を被せる工法。解体不要で工期短縮。
野地板（のじいた）	屋根の下地となる木材。瓦や防水紙を支える構造材。腐食・劣化時は補強が必要。
防水紙（ルーフィング）	屋根の雨水を遮るシート。ゴムアス系（ゴムアスルーフィング）が主流。屋根防水の要。
漆喰（しっくい）	棟瓦や瓦の接合部に使われる白い素材。経年で割れ・剥がれが発生するため定期補修が必要。
棟瓦（むねがわら）	屋根の頂上部に使われる瓦。屋根全体を締める構造材で、風・雨の侵入を防ぐ役割。
乾式棟工法	モルタルを使わず、金属部材と防水パッキンで棟を固定する工法。耐風・耐震性が高い。
ガルバリウム鋼板	アルミ・亜鉛・シリコンでメッキされた軽量金属屋根。錆びにくく耐久性が高い。
凍て割れ（いてわれ）	寒暖差や凍結によって瓦が割れる現象。瀬戸市など内陸地域に多く見られる。