
2025.05.26
Q1. 瓦屋根は本当にメンテナンス不要って本当ですか? A. 瓦そのものは非常に耐久性が高く、50年以上持つこともありますが、「メンテナンス不要」ではありません。 瓦のズレ、漆喰の劣化、棟(むね)の崩れ、屋根下地の老朽化などは定期的な点検・補修が必要です。 特に築30年以上の住宅…

こんにちは、街の屋根やさん春日井店です。今日はお隣の小牧市で、築35年ほどの木造住宅の屋根現地調査に伺いました。
今回のお宅は、昔ながらの"和形瓦"(J形瓦)を使用した住宅で、瓦屋根の特徴がよく表れた趣のある佇まいでした。お客様からは「屋根の上に白いものが落ちているのが気になる」とのご相談をいただき、早速現場を確認しました。
調査の結果、以前にも一度漆喰の塗り直し工事がされていることが確認できました。しかし、その施工箇所を詳しく見ると、一部に施工不良と思われる箇所がありました。
棟(むね)の下部や鬼瓦のまわりを巻いている漆喰が、所々で剥がれており、内部の土や葺き土が露出している状態。これは明らかに防水性能が失われており、雨水が入り込みやすくなっている証拠です
経年劣化:漆喰は年数が経つと乾燥と収縮を繰り返し、ひび割れや剥がれが起こります。
施工不良:厚く塗りすぎた場合や、既存の漆喰を十分に撤去せずに上塗りしてしまうと、早期に剥がれることがあります。
台風や強風の影響:棟部分は風雨の影響を直接受けやすいため、損傷しやすい箇所です。
今回のお宅では、これらの要因が複合的に重なっていたように見受けられました。
漆喰の剥がれを放置すると、以下のような深刻な被害に発展する恐れがあります。
雨漏りの原因になる:漆喰は屋根内部への雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。漆喰が剥がれると棟の内部に水が入り、雨漏りにつながるリスクが高まります。
瓦のズレ・落下:漆喰が剥がれると瓦を固定する力が弱まり、強風や地震の際にズレたり落下する危険性が出てきます。
屋根全体の寿命を縮める:漆喰の劣化を放置すると、葺き土や木材が傷み、屋根構造全体に影響を与えます。
特に高齢のご家族が住んでいる場合は、瓦の落下による事故のリスクも高まるため、早めの対応が重要です。
今回の調査結果をふまえ、既存の劣化した漆喰をすべて撤去し、新たに漆喰を丁寧に塗り直すご提案をさせていただきました。
部分的な補修ではまた短期間で再劣化の可能性があるため、全面的な漆喰の打ち替えが最善です。施工の際には、しっかりと下地処理を行い、既存の劣化漆喰を完全に取り除いた上で塗り直すことで、長期的に安心できる屋根を実現します。
瓦屋根の最大のメリットは、定期的にメンテナンスを行うことで半永久的に使い続けられる点です。漆喰の劣化に気づいたら、早めの補修が結果的に屋根全体の寿命を延ばし、費用の削減にもつながります。
もし屋根に関して「これって大丈夫?」ということがありましたら、 お気軽に【街の屋根やさん春日井店】までご相談ください。
無料点検・写真付きの報告書で、現在の屋根の状態を詳しくお伝えします。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん春日井店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.