
2025.06.05
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!春日井市で屋根リフォーム・外壁塗装を行っております「街の屋根やさん春日井店」です。 今回は、名古屋市守山区や春日井市でもよくあるご相談の一例として、「屋根修理」と「外壁塗装」の現地調査の様子をご紹介します。 ご相談いただいたのは、…

こんにちは。「街の屋根やさん春日井店」です。
今回は、春日井市にて協力業者のS塗装様よりご紹介をいただき、現在外壁塗装工事中のお宅の屋根調査を行いました。
施主様がご自身で一部漆喰の補修を試みたそうですが、思うようにいかず「やはりプロに見てほしい」とご相談をいただきました。
私たちが実際に現地を拝見したところ、屋根の複数箇所で漆喰の剥がれ・崩れ・隙間が確認されました。さらに、屋根の谷部分(入隅)にある谷樋が銅板製で、経年劣化により穴あきが発生している状態でした。
漆喰は、瓦屋根の棟や面戸部分(瓦のつなぎ目)に使用される白い仕上げ材で、屋根の防水性と構造安定に重要な役割を果たしています。
しかし、漆喰は10〜20年程度で経年劣化が進行します。
特に今回のように、
日射の強い南面
棟が長い屋根構造
過去の補修履歴がない場合
は、剥がれやすく雨水の浸入リスクが高くなります。
雨水が入り込みやすくなる
内部の葺き土(ふきつち)が流出し棟瓦がズレる
小動物が侵入する隙間ができる
屋根全体の耐久性が低下する
漆喰の劣化は、目立たないうちは見落とされがちですが、早めの点検・補修が非常に重要です。
銅板は比較的柔らかく、瓦から流れる雨水と化学反応を起こしやすい素材です。特に、瓦に「釉薬(ゆうやく)」が施されていない無釉瓦(いぶし瓦・セメント瓦など)の場合、雨水に含まれるアルカリ成分が強く、銅を腐食させる原因になります。
釉薬とは、瓦表面に施すガラス質のコーティングのことで、これがあると水の成分が変化しにくく、銅板への影響も少なくなります。
つまり、
釉薬のない瓦(無釉瓦)
雨水に含まれるアルカリ成分
長年に渡る雨水の流れ
これらが重なることで、銅板にピンホール状の穴が空いてしまうのです。
現在の住宅では、銅板の代わりに
ガルバリウム鋼板
ステンレス板
などの耐腐食性に優れた素材を使用するのが一般的です。
特にガルバリウム鋼板は、
耐用年数:約30年以上
錆びにくく加工しやすい
コストパフォーマンスが高い
といった理由から、谷板金の交換には非常におすすめの材料です。
今回の調査では、以下の対応が必要と判断しました。
棟の漆喰を全面撤去し、新たに南蛮漆喰で塗り直し
銅製の谷板金を撤去し、ガルバリウム鋼板製の谷板金へ交換
(耐久性・防錆性が大幅に向上)
また、DIY補修は気持ちとしてとても理解できますが、屋根上での作業は非常に危険ですし、素材や構造への理解がないまま補修してしまうと、かえって被害を広げてしまうこともあります。
今回のように、外壁塗装工事中に屋根も一緒に点検・補修するのはとても効率的です。
足場が設置されている今だからこそ、費用も抑えつつ屋根のメンテナンスが可能です。
「街の屋根やさん春日井店」では、塗装業者様や他職種の工事業者様とも連携して、施主様にとってベストなご提案を行っております。
春日井市・小牧市・瀬戸市周辺の方で「うちの屋根、大丈夫かな?」と不安な方は、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん春日井店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.