こんにちは。街の屋根やさん春日井店です。

今回は、**瀬戸市に多い瓦屋根（特に土葺きの和形瓦）**について、劣化のメカニズムや注意点、そして将来的なリフォーム工事にかかる費用や期間について、詳しくご紹介します。

瀬戸市＝陶器のまち＝瓦屋根が多い

瀬戸市といえば、古くから「瀬戸物の街」として知られ、焼き物文化とともに歩んできた地域です。

それに伴って、住宅も重厚感のある瓦屋根が多く見られ、特に古い住宅では、土葺き（つちぶき）と呼ばれる施工方法の和瓦屋根が多く使われています。

瓦屋根の魅力とリスク：耐久性は抜群だが…

瓦屋根の最大のメリットはその高い耐久性と重厚な美しさです。

・瓦そのものの寿命は40年以上 ・断熱性・遮音性に優れている ・和風建築とマッチする意匠性

しかしながら、以下のようなリスクも無視できません：

• 漆喰の崩れやズレ

• 瓦の割れや脱落

• 土葺き瓦の場合、内部の土が湿気を含みやすく劣化を招く

そして、何より問題なのが、「瓦は半永久的」と誤解して放置されやすいことです。実際には瓦の下の防水紙や野地板（屋根の下地木材）は30年程度で劣化していることがほとんどです。

葺き替えは高額になる理由

「屋根の葺き替えって、なんでこんなに高いの？」と驚かれる方も多いですが、瓦屋根のリフォームは特に高額になる傾向があります。その理由は以下の通りです：

① 瓦の撤去と処分費が高い

瓦は非常に重く、処分にも費用がかかります。しかも、土葺きの場合、瓦と一緒に大量の土も撤去しなければならないため、

• 人件費（搬出作業が手作業）

• 産廃処理費（重さがあり分別も必要）

が高額になりやすいのです。

② 下地の劣化が進行しているケースが多い

瓦屋根の下地である野地板や垂木（たるき）まで腐食・劣化しているケースもあります。

この場合、

• 大工職人による構造材の補修

• 屋根職人による再施工

という複数の職種による工事が必要になり、工事費も工期も大幅に増える要因となります。

いつかは必要になる屋根のメンテナンス

瓦屋根は丈夫とはいえ、永遠ではありません。

以下のような兆候がある場合は要注意です：

• 瓦のズレや割れが目立つ

• 雨漏りしている

• 軒先の漆喰が落ちている

• 屋根の重さによる歪みやたわみが見られる

このような症状が出ている場合、表面の瓦だけでなく下地全体の劣化が進んでいる可能性が高く、早期の診断・対応が非常に重要です。

瓦屋根の診断・相談はお早めに

私たち街の屋根やさん春日井店では、

• 現地調査・お見積り無料

• 瓦の状態から下地の劣化状況までしっかりチェック

• 必要最低限で最適な工事をご提案

をモットーに、瀬戸市を中心とした地域密着で対応しています。

「昔ながらの立派な瓦屋根だからこそ、長く大切にしたい」 そう思われている方にこそ、安心・納得のいくご提案をさせていただきます

まとめ：瓦屋根の未来を守るために

瀬戸市の瓦屋根は、この地域の景観を守る大切な存在でもあります。

しかし、目に見えない部分の劣化が進行しているケースが非常に多く、気づいたときには大掛かりな工事が必要になることも珍しくありません。

費用面でも、

• 瓦撤去・処分費

• 下地補修工事

• 職人の手間賃

など、屋根リフォームの中でも特に費用がかさむ部分です。

まずは無料の点検だけでもお気軽にご依頼ください。大切なご自宅を、これからも長く快適に保つためのお手伝いをいたします。