雨漏りの発生箇所は2階東面の出窓まわり

現地調査の結果、雨漏りの主な原因は2階東面に設置されている出窓まわりからの浸水であると判断されました。

出窓の天端や側面は、雨や風の影響を受けやすく、コーキングや防水紙の劣化によって雨水が内部に侵入しやすい部位です。外壁材のつなぎ目、窓枠まわり、そして水切りの取り合いなどからジワジワと染み込んでいたと考えられます。

窯業系サイディングか金属サイディングか――ご提案とご判断

外壁の補修にあたって、お客様に次の2つの選択肢をご提案しました。

1. 既存の窯業系サイディングを全面張り替え

2. 金属サイディングによるカバー工法

今回は、

• コストを抑えたい

• 今後のメンテナンス頻度を減らしたい

• 外観も一新したい

というご希望から、**金属サイディングによるカバー工法をご選択いただきました。

金属サイディングのカバー工法とは？

カバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外装材を被せる工事方法です。
解体・撤去が最小限で済み、廃材も少なく、住宅への負担を抑えつつリフォームできる点が大きな魅力です。

特に金属サイディングは、

• 軽量で建物の耐震性を損なわない

• 表面がフッ素や遮熱加工されており、耐久性・防水性に優れる

• デザインが豊富で、モダンな印象に仕上がる

という理由で近年人気が高まっています。

施工の流れ

① 下地木材の設置
まず既存の外壁に防水性を考慮した**木胴縁（もくどうぶち）**を水平に取り付けていきます。これが金属サイディングを固定するための土台となります。

② 金属サイディング本体の施工
選定した金属サイディング材を1枚ずつ丁寧に張り付けていきます。出窓周辺のような細かい部分は現場で調整・加工し、隙間のない仕上がりに。

③ コーキング・仕上げ
最終的にサッシまわりや外壁の継ぎ目に高耐久の変性シリコン系コーキングを施し、防水性能を高めました。

金属サイディングのメリットと寿命

今回使用した金属サイディングの耐用年数は約25〜30年程度。
表面にフッ素や遮熱塗装が施されているタイプなら、紫外線や熱による劣化を大幅に軽減できます。

また、軽量なので構造体に負担をかけず、地震対策としても有効です。

窯業系サイディングとの違いとは？

窯業系サイディングはセメント質が主原料で、

• 水を吸いやすく

• 劣化が進むと反りやひび割れを起こす

• 塗装のメンテナンスが10〜15年に1回必要

という特徴があります。

対して、金属サイディングは吸水しないため反りや凍害のリスクが少なく、長期にわたって美観を維持できます。

街の屋根やさん春日井店だからこそできる安心施工

私たちは「屋根」だけでなく、外壁リフォームにも数多くの実績を持つ外装工事の専門店です。
とくに雨漏りの原因調査から始めるリフォームを得意としており、単なる「張り替え」ではなく、根本原因にアプローチする提案・施工を行います。

雨漏りは放置すると内部の木材腐食や断熱材の劣化にもつながり、最終的にはリフォーム費用が高額になってしまうことも。

早期発見・早期対応が最も大切です。

まとめ

春日井市での外壁リフォーム事例をご紹介しました。
2階東面の雨漏りは出窓まわりの防水劣化が原因でしたが、金属サイディングのカバー工法により、見た目も性能も大きく改善することができました。

「雨漏りしているけど、屋根か壁か分からない」
「窯業系サイディングの劣化が気になる」
「外壁のリフォームで悩んでいる」

そんな方は、無料点検・無料見積もりに対応している「街の屋根やさん春日井店」まで、お気軽にご相談ください。